歌うベーシスト、逝く
訃報が入ってきた。
ジャック・ブルース。享年71歳。
実は彼のプレイで一番耳に馴染みのあるのはクリーム、、ではなくコージー・パウエルのソロアルバムだ!、、という人はきっと俺だけじゃない筈だと思う。特にファースト、"Over The Top" は俺にとって中学生の頃から未だに聴き込んでいる超ヘビロテ盤だ。
もちろんクリームもそこそこ聴いてはいるのだがご存知の通り(?)俺はクラプトンがどうも苦手(笑)、、おまけに時代が古いのもあってかどれも録音があまり良くないのでどうも馴染まなかったのだ。そうは言ってもバンドはトリオ至上主義の俺、元祖ロックトリオのクリームをリスペクトしないわけにはいかない。クロスロードやホワイトルームはバンドでもさんざん演ったものだ。
で。ジャック・ブルースの参加アルバムで俺が一番感銘を受けたのは、、、、実は、、、
ギタリスト鈴木賢司とのライブ INAZUMA Super Session(1987年)だ。
INAZUMA SUPER SESSION “Absolute Live!!”Jack Bruce,Anton Fier&Kenji Suzuki
- アーティスト: ジャック・ブルース,アントン・フィア鈴木賢司,鈴木賢司,ジャック・ブルース,アントン・フィア
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1987/08/26
- メディア: CD
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鈴木賢司と言っても何某のススメなんて本は書かないし「さあ書きなさ〜い!」などと命令口調で言いもしない(古)、、しかもハゲじゃなくロン毛だしデブじゃなく超スリムだし(もういい)。
で。ジャックはこのINAZUMA Super Sessionでフレットレスベースを使ってるのだが、フレットレスらしいプレイなんて一切考えずいつものブリブリ自由自在のジャック・ブルース奏法で臨んでおられフレットレスゆえに少々ピッチが甘かったりもして独特の味わいのベースプレイになっている。実はジャック・ブルースのベースプレイはほぼこのアルバムからコピーした俺、、、が、もちろんフレットレスは持ってない。。
ジャック・ブルース。歌うベーシストとして間違いなく影響を受けたひとりだ。彼のベースを聴いて分かった事感じた事は、、、
“ベースもこんな風に自由に弾いていいんだ、、”
、、ま、自由に弾く事ほど難しい事はないんだけどな(´Д\` )