羞恥プレイ
先日。
仕事中に突然、右脇の下に痛みが走った。
何だろうと脇の下を探ってみると、、グリグリとシコリがある。2cm大のものだ。つまむと痛い。
えっ?、、そういえばこれ、数ヶ月前に発見していたな。あの時は1cmくらいだったし痛みもなかったので放っておいた。気がつくとこんななってた。
まっ、まさか。
折しもその日は某ワイン女優の胆管がんによる逝去がニュースになった日。
こっこれは。
あの時放置していたのがよくなかったのか?
、、、脇の下ってリンパだよな。リンパって転移する場所だよな。リンパにシコリがあるという事はもうあちこちに、、、?(涙)
それ以降、仕事が手につかない。
いろんな事を、、ホンマにどうでもいい事まで、、、ひたすら考える。
そして、、だいたい腹をくくる(笑)
なるようになる。
思い残す事はない。
未練もない。
ただ心穏やかに残された時間を過ごせるよう努めよう。
、、、などと己に言い聞かせながら夜診をやってる病院をひたすらググる。
診療科が分からないので内科と外科の両方やってる医者がいいな、町医者よりちゃんと検査設備も持ってる病院がいいな、と通勤ルート付近を探してみるも夜診をやってるちょうどいい病院がなかなか見つからない。正直このまま明日まで診察を持ち越すのは避けたい。今夜のうちに結論がほしい。どうしても。
そして、、条件ピッタリの病院をようやく見つけた。
定時で仕事も速攻切り上げ、閉まらないうちにその病院へ。奇しくもこの病院は俺の爺ちゃんが救急搬送され長い間入院していた病院だ。う~ん懐かしい。昔過ぎて憶えてないけど。 受付で症状を訊かれ説明するとそっけない受付のねえちゃんが外科に○をつけた。ネットではまず内科を受診すべき、、とか書いてあったがいいのかな(´Д` )
受付を済ませ待合室で待ってるとカルテを持った若いナースが俺の元に来てまた症状を話せという。話しているとみるみるそのナースの表情が暗くなっていく(涙)。
ああこの人ヤバいわ可哀想に、、、と思ったのか、
閉店間際に面倒な客が来やがった、と思ったのかは定かではない。
ひと通り俺の話を聞き終わると診察室に消えていった。
数分後、俺の名前が呼ばれて診察室へ。
若くて細くて顔の小さいイケメンの医師だった。白衣の下は例の青い手術の時に着るようなやつを着ている。いかにも外科医というか救急医療最前線な感じだ。そういえば外科って受診するの初めてかも。
ひと通り問診してあちこち触診。
「上全部脱いでください」との事で精一杯腹を凹ませる(笑)
何せアシスタントしてるナースのおねえちゃんが(さっきのナースとは別人)とても可愛い。名前はともみちゃんだった(笑)、、、
(参考写真w)
そして、、、
脇を思いっきり上げさせられてその医者が覗き込みながら触診してる時、、、
ともみちゃんもわざわざ俺の横に来て医者と一緒に俺の脇の下を覗き込む(´Д` )
やっやめてぇ、、見ないでぇ(´Д⊂ヽ
、、どうやら俺は羞恥プレイは苦手のようだ。
段取りがすべて終わりいよいよ医者の審判が下る。
ドキドキ。
悪性か良性か。
何ガン何だろうか。
ていうか触診だけで検査してないけど。
でもドキドキ。
医者「ばい菌が毛穴から入って腫れてるんですね」
俺「はい?」
医者「抗生物質含んだ軟膏出しておきますので毎日塗ってください」
俺「へえ?」
医者「毎日風呂入ってますか?脇の下は清潔な場所じゃないのでばい菌が入りやすいんです」
こっコラー!!(◎_◎;)
、、毎日風呂入っとるわ!
人聞きの悪い事を言うなっ、、とっともみちゃんの前で!!
悪性じゃない保証は?
ていうか触っただけで分かるんか?
あんたは霊媒師か?
医者「リンパはもっと奥にあるんです。このシコリは皮膚直下にあるので違いますね」
俺「うぬぬ」
医者「リンパにこんな大きいのが出来てたら左脇や首のリンパにも転移している筈ですがありませんしね」
俺「なっ、、なるほど」
などとロクに血液検査もせずなんだか言いくるめられたような印象で軟膏ひとつ持たされて病院を後に。もし誤診で実はあの時ちゃんと検査してたら助かってた、、なんて物語になったらあいつ刺しに行ってやる、とか思いを巡らせながら家路についた。
そしてあれから一週間。
毎日軟膏を塗っていると、、、
シコリが消えた(笑)、、
まだ少し残っているがものすごく小さくなっている。いずれ完全に消えそうだ。やはり腫れてただけか、、、。
言っておくが、、、
風呂は毎日入ってるからな。
脇も丁寧に洗ってるからな。
汚いおっさんというレッテルだけは貼らんでくれ、、、(´Д` )
とっともみちゃん(笑)