ぶろくまん3

タメグチは世界を救う! プログレハードポップ系ソロアーティスト、みろく卍游楼 me-rockman-Jeuro によるタメ口ブログ

『殉愛』とはまた晴れがましいタイトルだ

週末。金スマたかじんNOマネー、と立て続けにたかじん*1の最後の2年間、闘病生活についての特集をやっていた。何事かと思いきや発売されたばかりの新刊書の体のいい宣伝だった。

この本だ。 

殉愛

殉愛

  • 作者:百田 尚樹
  • 発売日: 2014/11/07
  • メディア: 単行本
 

 

この本の内容はと言うと、そこまで言って委員会でもちょくちょく見かけるが実は生前のたかじんとは面識のないという永遠のハゲもとい『永遠の0』の作者、百田尚樹氏が、たかじんの妻の証言を元にその妻とたかじんの出会いから永遠の別れ迄を綴ったドキュメンタリー、ノンフィクション、という事だ。いま旬のベストセラー作家が何故この本を書いたのかどういう経緯があったのか等の話も特集番組では説明されていた。メモ魔のたかじんが生前、百田氏に言及した件りのメモを残しており、妻がたかじんの死後百田氏本人にそのメモを見せた時二人の馴れ初めを聞いた百田氏が、ぜひとも本にしたいと百田氏側からお願いしたという。百田氏によるとこの本はたかじんと言うよりも彼の妻さくらさんの物語であると、そして、もう一生こんな本は書けないと思う、、と迄言い切っていた。

番組ではそのさくらさんの物語をダイジェストでドラマ化して紹介していたわけだが(当然の結果だが二つの番組がほぼ同じ内容になっていたな)我々の想像もつかないたかじんとさくらさんの私生活が、凄惨な闘病生活が赤裸々に明かされていた。

 

と言うわけで俺もぜひこの本が読みたくなった。活字の本なんて何年いや何十年も読んでないこの俺がだ。特集番組の効果がちゃんとあったと言うことだ良かったなテレビの中の人。思い立ったが吉日さっそくネットで調べてみると、、Amazonでは品切れ中。流石だ。てか俺と同じようにテレビに踊らされたのが殺到したのか?、、まあいい。翌日近所の本屋へ。本屋では店頭に潤沢に山積みされていた。手にとってみた。・・・・・。デカい。重い。しかもハードカバーだ。2,000円近い価格に見合いそうな装丁と重厚感。・・・・・。愛書家はこういう体裁を好むのだろうか、、、しかも『殉愛』なんて手にとってレジに持っていくのがちょっと恥ずかしいタイトルな気もしてきた、、、と言うわけで、、

 

買わずに本屋をあとに(´Д` )

こんなごっついものを、ただ活字が書いてあるだけなのに大きくて重くてガワは数ミリもある頑丈な板で覆われ各ページの紙もつぼ量100gはありそうな厚紙でページ繰るのも片手で持ってるのもひと苦労しそうな紙の塊を、テキスト情報を得るだけのために担いだりめくったりするのがどう考えても非合理的極まりない、、、と思ってしまったのだ。

という事で電子書籍版を買うことにしたが残念ながら電子書籍化されてなかった(´Д` )

・・・・・。

テキストオンリーの本なんてもの、一番デジタルと相性が良い筈なのに何で21世紀入ってさらに干支もひと廻りしてる現在になっても紙に印刷したものが主流なのだ?ぁん??

、、はっきり言おう。書籍業界は、、

どうかしてるぜ!

 

 

電子書籍2020 本の在り方は変化する ICE新書
 
 

*1:最初に断っておくが以下やしきたかじんに関して俺は「たかじん」と呼び捨てにする。日本列島ズバリリクエストの時のリスナー感覚な。もちろん敬愛を込めてだ。もひとつ言うと発音時は「た」ではなく「じ」にアクセントを置くように。